基本概念 血および血の異常

生体の物質的側面を支える要素が血と水である。

血は気の働きを担って生体を循行する赤色の液体と定義される。

血は正常の状態では、気の働きによって、その量が保たれ全身を巡行し、身体に必要な栄養をもたらし、身体・臓器を形作っている。

【血虚】
血の量の不足した場合に血虚の病態を呈する。
皮膚の乾燥や荒れ、爪の割れ、頭髪が抜けやすい、月経異常を呈する。
【瘀血】
血の流通が阻害された状態。停滞して血は、血の機能を発揮できなくなるとともにかえって有害なものとなる。
不眠・精神不穏・目のくま・月経異常