ページの先頭です


ページ内移動用のリンクです


ここからサイト内共通メニューです

サイト内共通メニューはここまでです

  1. ホーム
  2. 日本東洋医学会とは
  3. 会長 挨拶

ここから本文です

日本東洋医学会とは 会長ごあいさつ

平成29年6月2日に開催されました第68回定時社員総会において、理事が承認され、同日開催の理事会において、私が会長に選出されました。二期目の会務を遂行させていただきます。これまで、理事・監事としてお務めいただきました先生方、また会の運営にご支援ご協力いただきました会員諸先生方に、御礼を申し上げます。私たち東洋医学会ならびに漢方界は、国内外の問題が山積しております。引き続き、何卒、よろしくお願い申しあげます。


以下、前期活動および今期活動の主要点について述べてみたいと思います。


国内問題では、平成28年度の医療費改定では、保険給付除外は何とか見送られました。平成30年度に医療費改定においては、今年の5月に財政制度等審議会が、従来の医療用漢方製剤の給付除外ではなく、償還率の変更、すなわち給付率のダウンを打ち出してきております。いずれにしても、患者負担の増加となり、漢方診療への期待が高まる中、影響が大きいことには変わりありません。これからの医療の中で、漢方治療の果たすべき役割を考えると、逆行するものと考えます。他学会、日本医師会を始め関係諸団体とも協力して取り組んでいきたいと思います。


漢方薬の原材料である生薬の問題も喫緊の課題の一つです。昨今の生薬輸入価格の高騰により、健康保険による生薬供給の継続が次第に困難になっています。また医療用漢方製剤においても、メーカーの利益率が低下しており、将来の安定供給への懸念を呼び起こすものといえます。これまでも、不採算生薬に対し「医療用生薬の安定的な供給の継続に関するお願い」を厚生労働大臣宛に提出してきました。医療用生薬の品質確保、安定供給をめざし、学会としても関係諸団体をサポートしていきたいと考えています。


国際交流では、大韓韓医学会との交流は、隔年ごとに当該学会へ招待することにしました。ISJKM、ISCMRは、これまで通りの参加をしてきました。昨年4月開催のICOMでは、会長の私が特別講演を行いました。国際委員会では、これまで交流の途絶えておりました中国との交流再開を視野に、中国担当の委員を決定しました。


国外的には、ISO(国際標準化機構)、WHO問題があります。いずれも、東洋医学会がフルメンバーの一員であるJLOM(日本東洋医学サミット会議)を通しての活動であります。ISOでは、TC249が主要な活動の場ですが、中国、韓国は、国家機関が中心となって活動しているのに対し、日本の場合、民間団体であるJLOMが国内審議団体となっております。どうしても金銭的、人員的に、厳しい状況下にあります。中国主導が鮮明になっている現在、ISOの議決が、日本国民の不利益に結びつかないように、取り組んでいきたいと思います。

WHO問題では、現在ICD-11改訂作業が大詰めを迎えております。本学会の「用語及び病名分類委員会」の諸先生が中心となって作業をしてきました。このICD-11では、伝統医学の章が新設されることが画期的な点です。日中韓の三国によるハーモナイズされた合意内容となっています。来年のWHA(世界保健総会)で是非承認されるように努力してまいります。


今期新たに、医療安全委員会および提言書検討委員会を新設しました。

昨今、医療倫理、利益相反(COI)とならんで、医療安全が重要視されてきています。東洋医学独自の医療安全もあるのではないかとの考えからであります。

提言書検討委員会の新設は、昨年、日本漢方生薬製剤協会と日本東洋医学会が主催者となり、「国民の健康と医療を担う漢方の将来ビジョン研究会」(会長高久文麿先生、代表世話人北島正樹先生)を立ち上げ、3回の研究会とフォーラムを行い、本年3月17日に「提言書」を発表しましたので、この提言を実現すべく、学会として行えることを検討することを目的としたものです。

この「ビジョン研究会」では、行政関係者にもご参加いただき、漢方に関する理解が深まったと思っています。この提言を多くの方々に発信していきたいと思っております。

この研究会では、日本医師会の横倉義武会長にご講演をいただき、日本医師会として、日本の医療において漢方治療の必要性を明確に表明していただきました。また、平成30年度の日本医師会の概算要求に、医療用漢方製剤および医療用生薬の安定確保に関する研究費を計上していただいております。

こうした提言を実行に移すことで、医療費改定のたびにおこる医療用漢方製剤の給付の問題の解決、今後の医療の中における漢方治療の位置付けの確立、生薬の品質確保と安定供給への道筋がつくことを期待しております。

専門医制度では、新組織への準備を引き続き進めていきたいと思います。


以上述べた問題の他にも、たくさんの課題を抱えています。問題解決には、理事会メンバーのみならず、多くの会員のご理解・ご協力・ご支援が不可欠です。今期も宜しくお願いします。

一般社団法人 日本東洋医学会
会長 佐藤 弘

本文はここまでです

このページの先頭へ


ここからカテゴリ共通メニューです

入会のご案内

カテゴリ共通メニューはここまでです




ページの終わりです

ページの先頭へ戻る