漢方治療の現場では、様々な治療手段を組み合わせて行われます。その代表が漢方薬と鍼灸治療です。
漢方薬は主に草根木皮という天然物を『傷寒雑病論』などの古典に定められている生薬の種類や量を参考として組み合わせた漢方薬を用いています。現在の医療現場では、煎じられて出来た漢方薬をエキス化した漢方エキス製剤が用いられます。なお、エキス剤だけでなく煎じ薬も健康保険が適応となります。
鍼灸治療は、髪の毛よりもさらに細い鍼をツボに刺入する鍼治療や半米粒大のもぐさを燃やした熱を用いたお灸があります。小児の場合は鍼を刺さずに皮膚をこすったりたたいたりする方法もあります。